オンラインサロン「前田デザイン室」での制作。
室長の前田高志さんの著書「勝てるデザイン」初版特典のしおりをデザイン。
縁起物をモチーフに目を引くリアルなパロディーにしたいというオーダー。
紙の厚みがしっかりある、インパクトのあるしおり。
ブックファースト新宿店などにて注目の新刊として展開された。
Art Director:前田高志(NASU)
Design:友田もえ
Illustration:友田もえ
日本生まれのフランスの画家、藤田嗣治(レオナール・フジタ/1886〜1968)の作品
「私の夢」(https://www.musey.net/27343)の
オマージュとして作成しました。
まど・みちお さんの
ブドウのつゆ
という詩のイメージを描きました。
私の中に おちてくる
ブドウのつゆの
この一しずくの あまずっぱさが
こんなにはるかな 光の尾をひくのは
そのはじめ
かみさまの 心の中に
生まれでた思いだからなのか
そして私にたどりつくまでの
なんおく年間
そんなにまぶしい銀河の中を
めぐりめぐって いたからなのかクモの糸よりも ほそい
植物のうた より引用
一すじの せせらぎとして
ブドウのつゆの
この一しずくの あまずっぱさが
こんなにはるかな 光の尾をひいて
星がおちるように
私の中に きえていくのは
店舗をもたないギャラリー・gallery hyphenのショップカードと名刺を制作しました。
hyphenはその名の通り記号の「‐」です。
(webサイトより)
人とアートを繋げたい、その一助となりたい。
そう願いを込めて名付けました。
ショップカード
「骨格」をモチーフにしたロゴから、フレーム(骨組み)をイメージし、
そこに繊細な装飾ラインをあしらいました。
ギャラリーそのものは色を持っておらず、
取り扱い作品次第でカラーが変化していきます。
そのため、多色のグラデーションを使いました。
当初は、ギャラリーの「きらりと光る原石のようなアートを扱う」というコンセプトから
石をイメージしたデザイン、ホログラムを使う案なども提案しながら、試行錯誤の上、今の形になりました。
名刺
目を引くショップカードとは対照的に名刺は極力シンプルに仕上げています。
プライベート、ビジネス問わずお渡ししやすいデザインを意識しました。
今後の展開が楽しみなギャラリーハイフン、サイトはこちらです。
私の作品も取り扱っていただいています。よろしければご覧ください。
http://gallery-hyphen.lomo.jp/category/moe/
白雪姫をテーマにしたグループ展のための作品です。
白雪姫からのイメージをイラストにし、3冊の小冊子にしました。
玉しきというドット柄のかわいらしい用紙を表紙に使用していますが、中身は毒やこわさを感じるシーンを抜粋したものになっています。
それぞれめくると絵柄が変わったり、隠れていた要素が見えたりするなど、
ちょっとした仕掛けをつけています。
鏡は答えていいました。
青空文庫
「女王さま、ここでは、あなたがいちばんうつくしい。けれども、わかい女王さまは、千ばいもうつくしい。」
(中略)女王さまは、じぶんででかけていって、そのわかい女王さまを見ないでは、とても、安心できませんでした。女王さまは、まねかれたご殿にはいりました。そして、ふと見れば、わかい女王になる人とは白雪姫ではありませんか。女王はおそろしさで、そこに立ちすくんだまま動くことができなくなりました。
けれども、そのときは、もう人々がまえから石炭の火の上に、鉄でつくったうわぐつをのせておきましたのが、まっ赤にやけてきましたので、それを火ばしでへやの中に持ってきて、わるい女王さまの前におきました。そして、むりやり女王さまに、そのまっ赤にやけたくつをはかせて、たおれて死ぬまでおどらせました。
この結末から着想を得て、つくったのがこちら。
幸せそうなふたりの背中をめくると、ホールで赤い靴をはいて踊らされている継母がいます。
他制作したイラストです。
(2014年制作)
ツルハホールディングスが
Nintendo Switch「あつまれ どうぶつの森」ゲーム内で公開した
「ツルハ島」の告知POP用グラフィックを作成しました。
【画材】アクリルガッシュ
フィンランドをイメージした絵を描きました。
広島の久保浩志さんの個人出版社である
しおまち書房のリトルプレス、ティータイム旅手帖に
トントゥという小人を描いた連作と短い物語を載せていただいています。
私のページの紹介はこちら。
フィンランドをテーマにした連作
フィンランドにはトントゥという妖精がいると言われています。
森の中や動物小屋の中、はたまた人間の家にまで。
サンタクロースのプレゼントを運ぶ手伝いをしたり、
野生動物の世話をしたり、ちょっとしたいたずらをしたりする、人と自然をつなぐ存在です。
ティータイム旅手帖について
旅が好きな人も、旅になかなか行けない人も。
数分間の旅きぶんを味わえる、旅に恋するリトルプレス
この本は、どこかの「街」を旅してときめきや発見を感じた人たちの想いを
アート作品やデザイン、そしてインタビューで表現した本です。
ページをめくって、どうぞ数分間の空想トラベルをお楽しみください。(公式サイトより引用)
他の特集では、バルセロナやベルリン・モンゴリアから、京都や岐阜・宮崎などが登場します。
いろんな「旅」が楽しめます。ぜひ。
(2015年制作)
「名は体を表す」は漢字の形をものになぞらえた、象形文字的イラストレーションの作品集です。
ページごとに印刷色が異なるリソグラフ。
ミシンとじ製本がかわいい仕上がりに。
本文用紙はハトロン紙です。
春夏秋冬。
【 仕様 】
・印刷・製本:レトロ印刷JAM
・レトロ印刷+製本加工
・平綴じミシン製本(のり有)
・仕上がり170×80mm
・表紙+本文15P
・表紙:しらす
・本文:ハトロン紙
・印刷色:ページにより異なる
・表紙にトレーシングペーパーカバーあり
(2019年制作)
レトロ印刷企画の「わたしのレシピ」というテーマのアンソロジーで、
実家の豚汁のイラストを描きました。
さつま揚げやさつま芋が特徴の、具だくさんな豚汁です。
もはや豚「煮」では。
(※右ページは別のかたです)
このアンソロジーについて
総勢97名がそれぞれ1ページを使い、おすすめの食べ物やとっておきのレシピを語る企画。
用紙はわら半紙・ホワイト・クラフト紙の3種から選べ、(私は懐かしい風合いにしたく、わら半紙に)使われているインクも様々です。
読んで楽しい・作っておいしい・レトロ印刷の印刷見本としても役立つお得な1冊。
詳しくはこちらから!
ぜひぜひお買い求めください。
仕様(私のページ)
サイズ:約182×128mm
紙:わら半紙・本文2色刷り(茶・橙)
↓入稿前に作成した仕上がりイメージ。仕上がったものを見ると、思ったより濃く印刷された印象。
紙の色ものってるからな。
(2021年制作)
黒い用紙 × 白インク
プログラマーである高田徹さんの名刺をデザインしました。
プロジェクションマッピングなど光を使った作品からインスピレーションを受け、
キラキラした表情が特徴のミランダ(黒)という用紙に白インク(左の名刺は+4C)で印刷。
これまでに制作した作品を素材とし、2種類作成しています。
カンプはこちら↓
こちらが参考にした作品です↓
スミ×金 のオンデマンド印刷
東京リソマチックで1C×特色のオンデマンド印刷で、配布用の個人名刺をつくりました。
用紙はヴァンヌーボという高級感ある手触りのいい紙にしました(色はスノーホワイト)。
私は金を使いましたが、他にも銀・蛍光ピンクもあります。試してみたい!